五稜郭は箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として築造。しかし、1866年(慶応2年)の完成からわずか2年後に江戸幕府が崩壊。
短期間箱館府が使用した後、箱館戦争で榎本武揚率いる旧幕府軍に占領され、その本拠となった。
箱館戦争は戊辰戦争の局面のひとつで、新政府軍と旧幕府軍との最後の戦闘である。旧幕府軍の蝦夷地での根拠地から五稜郭の戦いとも呼ばれる。
1869年(明治2年)5月16日に千代ヶ岱陣屋が陥落し、新政府軍から五稜郭へ総攻撃開始が通知され、衆議を経て5月18日に榎本らが降伏し五稜郭は新政府軍に引き渡された。
別 名:亀田(御)役所土塁、柳野城
城郭構造:稜堡式
天守構造:なし
築城主:江戸幕府
築城年:1866年
主な改修者:なし
主な城主:なし
廃城年:1869年
遺 構:土塁、石垣、堀、兵糧庫
指定文化財:特別史跡
再建造物:奉行所、板庫、土蔵
所在地:北海道函館市五稜郭町44
日本100名城 2